昨今話題の「ChatGPT」にフィルムカメラのことをいろいろ質問してみました。

2023年4月9日

【約 22 分で読める記事です】

どうもかしまさです。

てか、お久しぶりです。

最近ニュースやネットの記事などでよく目にする「ChatGPT」というものがありますね。
なにか質問を入力すると、人工知能(いわゆるAI)が回答してくれるというもの。
質問したら回答してくれるAIならChatGPT以前にも色々あったじゃないかと思ったのですが、
試しに入力してみて分かりました。
ChatGPTはただお喋りができるだけのAIではないんです。

「◯◯について調べて」と入力すると情報を出してくれるだけではなく、
「今まで出た情報を分かりやすくまとめて」と指示を出したり、
「◯◯の事例にはどんな対策が必要か」と提案してもらったり、
ほんと、使いようによってはかなり便利だなと思いました。

ChatGPTと討論してみた

今のところ、このブログのテーマからはズレた話しか出てきていないですが(笑)、
そんな有能なChatGPTとやりとりしてみた結果討論みたいになったので、
ここにその全文を紹介したいと思います。

聞いてみたトピックが「フィルムカメラの復活について」だったんですよ。ええ。

やり取りした内容

昨今は写真用フィルムの価格が高騰し、またコロナの影響で気軽にフィルム写真を撮影しにくい状況が続いていますが、そのような局面を打開しフィルムカメラが再び人気になるにはどのような対策が考えられるでしょうか?

と、ものは試しと聞いてみたわけです。すると、

フィルムカメラが再び人気になるためには、以下のような対策が考えられます。

  1. フィルムの価格を下げる
    フィルムの価格が高騰しているため、フィルムの価格を下げることで、より多くの人がフィルム写真を撮影することができるようになります。
  2. フィルムの入手性を向上する
    フィルムの入手性が悪いため、より多くの人がフィルム写真を撮影することができない状況があります。この問題を解決するために、フィルムの入手性を向上することが必要です。具体的には、フィルムを取り扱っている店舗やオンラインストアを増やすなどの対策が考えられます。
  3. フィルムカメラの製造を再開する
    フィルムカメラの製造が停止しているため、より多くの人がフィルム写真を撮影することができない状況があります。この問題を解決するために、フィルムカメラの製造を再開することが必要です。また、フィルムカメラの修理を行うための技術者を養成することも必要です。
  4. フィルムカメラの魅力をアピールする
    フィルムカメラの魅力をアピールすることで、より多くの人がフィルム写真を撮影することができるようになります。具体的には、フィルム写真の美しさや、手作業で撮影することで得られる満足感などをアピールすることが考えられます。
  5. フィルム写真のコミュニティを拡大する
    フィルム写真を愛好する人たちのコミュニティを拡大することで、より多くの人がフィルム写真を撮影することができるようになります。具体的には、オンラインでの交流や、フィルム写真の展示会などを開催することが考えられます。

いやいや、そうなんやけどw

確かにそうすればフィルム復活は容易いでしょうよと誰もが考える内容。
しかし、現実はそんなに甘くない。そうならなかったから
高くなり、手に入れにくくなり、使う人が少なくなった今があるわけです。

そこらへんにツッコミを入れた上で、4番目の「フィルムカメラの魅力をアピールする」の方向性で
もっと具体的な提案をお願いしてみました。

フィルム価格高騰も入手性の低下も、デジタルカメラの普及による需要低下が根底にあります。そのような中でフィルムカメラの存在価値をアピールしていくためにはどのようなポイントに重点をおくべきですか?

フィルムカメラの存在価値をアピールするためには、以下のようなポイントに重点をおくことが効果的です。

  1. フィルム写真の美しさと魅力をアピールする
    フィルム写真は、デジタル写真とは異なる美しさや魅力があります。そのため、フィルム写真の魅力をアピールすることが重要です。具体的には、フィルム写真の質感や色合い、ノスタルジックな雰囲気などを強調し、その魅力を伝えることが重要です。
  2. 手作業で撮影することの楽しさをアピールする
    フィルムカメラを使うことで、写真を手作業で撮影することができます。そのため、写真を撮ること自体が楽しいという点をアピールすることが重要です。具体的には、フィルムカメラで写真を撮ることの楽しさや、手作業で写真を現像することの面白さなどを強調することが重要です。
  3. 持続可能な写真撮影のアピール
    フィルム写真は、フィルムを使い回すことで、環境に優しい持続可能な写真撮影ができます。そのため、フィルムカメラを使うことで、環境に配慮した持続可能な写真撮影を行うことができるという点をアピールすることが重要です。
  4. レトロなデザインのアピール
    フィルムカメラは、レトロなデザインが特徴的です。そのため、デザイン面でのアピールも重要です。具体的には、フィルムカメラのデザインや、昔懐かしい雰囲気を演出することが重要です。
  5. コミュニティの拡大
    フィルムカメラを使う人たちのコミュニティを拡大することで、フィルムカメラの存在価値をアピールすることができます。具体的には、フィルム写真の展示会や、フィルム写真を撮るための撮影会などを開催することが重要です。また、オンラインでの交流や情報共有も重要です。

「デジタルにはない美しさ」とか「手作業の楽しさ」、そして「レトロ」といった
(ベタではありながらも)フィルム写真について語るときの頻出ワードが出てくるようになりました。

 

さっきは触れなかったけど「コミュニティの拡大」好きだな。魅力が伝われば自ずと拡大すると思うけど。

しかし「フィルムを使い回す」という謎フレーズがどうしても謎なので
それについて単刀直入にツッコミました。カセットテープじゃないんだからさ

「フィルムを使い回す」とはどういうことでしょうか。現像したフィルムは再利用できないように思います。

すみません、誤った情報をお伝えしてしまいました。一度現像されたフィルムは再利用できません。フィルムを使い回すことはできないので、環境に優しい持続可能な写真撮影には、フィルムの適切な処理とリサイクルが必要です。フィルムを処理する方法には、地域のリサイクルセンターに持ち込む、写真店で回収してもらう、フィルムメーカーのプログラムに参加するなどがあります。再利用できないフィルムを適切に処理することで、環境に配慮した写真撮影ができます。また、デジタルカメラの場合でも、電気を使用するため、省エネルギーを心がけることも環境に配慮した写真撮影の一つです。

あっさりと間違いを認めましたが、
違う話で取り繕おうとしてるのがなんか往生際が悪いですねw

そして話があまり広がらなそうなので、
ここからは「フィルム写真の魅力」について更に深掘りして聞いてみることにしました。

フィルム写真の魅力としてノスタルジックな写り方というのがよく言われますが、なぜフィルム写真はノスタルジックに見えるのでしょうか?

フィルム写真がノスタルジックに見える理由には、いくつかの要素があります。

まず、フィルムカメラはデジタルカメラと比べ、解像度や色再現性が低く、風合いや質感に独特の味わいがあります。特に、過去に使用されたフィルムやカメラによって、独特の色合いやトーンが生まれることがあります。このようなフィルム写真独自の質感は、過去の写真に似た雰囲気を醸し出していると感じられることがあります。

また、フィルム写真は現像に時間がかかるため、撮影から完成までの時間が必要です。そのため、フィルム写真は撮影した瞬間とは異なる、ある種の時間の経過感が伝わってくることもノスタルジックな印象を与える要因の一つです。

さらに、フィルム写真は今までの技術や方法でしか撮影できないため、現代のデジタル写真と比べ、古さやクラシック感があると感じる人もいます。特に、昔ながらのカメラやフィルムを使用することで、当時の雰囲気や文化を再現することができるため、ノスタルジックな印象を強く感じることができます。

以上のように、フィルム写真がノスタルジックに見えるのは、その独特の質感や経過感、クラシックな雰囲気などが影響していると考えられます。

なるほど、昔見た写真と同じように写るからノスタルジックに見えるのですね。

はい、そのように考えることもできます。フィルム写真は、昔の写真と同じように撮影されるため、古い写真のような雰囲気や風合いを持っています。そのため、昔を懐かしむ人たちにとって、フィルム写真はノスタルジックな魅力があると感じることができます。


「独特の色合い」とか「(ある種の)解像度の低さ」は
既に自分の中にもあった考えですが、
「すぐに撮ったものが見られないから写真になるまでに期待感が高まる」とか
「そもそも昔ながらのやり方で撮影すること自体が見方に影響を与えてるかも」とか
そういうことは考えたことがなかったのでちょっと新鮮に感じました。

このあたりで既にかしまさは「え、ChatGPTすごくね?」と感心し始めてました。

ふと、ここまでのやり取りを読み返してみて、
「フィルムカメラが廃れたのってデジタルカメラだけのせいじゃないな」と気付き、
追加の質問を投げてみました。

フィルムカメラを駆逐したライバルとしてデジタルカメラを挙げましたが、近年ではスマホのカメラも該当すると思います。スマホカメラとフィルムカメラはどのように共存すべきだと思いますか?

スマートフォンのカメラは、非常に手軽に撮影でき、さまざまな機能が搭載され、高品質の写真を簡単に撮影できるため、多くの人にとって主要なカメラとなっています。一方で、フィルムカメラは古い技術であり、そのノスタルジックな魅力や独特の質感を求める人たちに支持されています。

両者は、それぞれの得意分野があり、共存することができます。スマートフォンのカメラは、手軽に撮影でき、瞬時に写真を共有できる点が魅力的です。一方、フィルムカメラは、現像に時間がかかるため、待つ時間やフィルムの制限によって撮影する枚数に制限がかかるという制約がありますが、それが逆に撮影の楽しみや、アナログなプロセスを楽しめる点があります。

共存するためには、それぞれのカメラの特徴や魅力を生かした使い方をすることが大切です。スマートフォンのカメラを使って気軽に撮影し、フィルムカメラで特別な瞬間を切り取る、といった使い分け方ができるかもしれません。また、フィルムカメラの写真をスキャンしてデジタルデータにすることで、より多くの人と共有することもできます。


うーん、イマイチふわっとした回答ですw
「スマホで充分な人はそれで済むし、フィルムいいなって思う人は使うんじゃない?」
みたいなちょっと投げやりな感じにも見えます……。

もっと具体的な意見を引き出そうと、
「どんな人が写ルンですを今使っているか」を念頭にこう聞いてみました。

最近写ルンですをよく使うようになった若い世代(特に女性)の間では「エモい」という表現がよく使われますが、これはノスタルジックな写りや写真がすぐに見られない不便さを逆に肯定するような感情と捉えていいでしょうか?

「エモい」という表現は、一般的には感傷的で感情的なとらえ方を指します。写ルンですを使う若い世代が「エモい」と表現するのは、ノスタルジックな写りや写真がすぐに見られない不便さを逆に肯定するような感情を表現していると考えられます。

一部の若い世代にとって、デジタル化やスピード化によって生まれる便利さや快適さは、何かが失われてしまっているように感じられることがあります。写ルンですを使うことで、昔の写真のようなノスタルジックな雰囲気を味わい、その中にある不便さや手間を逆に肯定することで、何かを大切に感じることができるのかもしれません。

ただし、「エモい」という表現は、人によって解釈が異なる場合があるため、必ずしも上記のような解釈が当てはまるわけではありません。

既にアラフォーに突入しているかしまさには何となく定義しにくい
「エモい」の正体が何となく把握できました。
若い世代に「昔ながらの古くて不便な道具」が逆に新鮮で面白がられるのは、
そういうものしかなかった時代への憧れをある意味投影しているのかもしれませんね。

なるほど。技術が進んで何でも写るようになったのに、それで見えなくなったものもあったとは、なんとも切ない話ですね。

はい、確かに技術が進歩した結果、私たちは数多くのものを写真に収めることができるようになりましたが、同時に見えなくなってしまったものもあるという側面もあります。例えば、昔の写真には風景や建物、街並みなどの変化が写し出されており、そこには当時の人々の生活や文化が凝縮されています。しかし、現代の写真では、あまり変化がない風景や、一定の基準に合わせて作られた建物や街並みが多くなってしまい、その文化的な変化を見ることが難しくなってしまっています。

このように、技術が進歩しても、写真が記録することのできないものがあるということは、切ない側面もありますが、同時に写真が持つ可能性や価値を改めて考える機会となると思います。

……最後まで微妙にズレているChatGPT先生でした。

まとめと感想

ただのお喋りではなく、「討論」もできちゃうChatGPT先生と
フィルムカメラの復活についてやり取りしてみました。

フィルムカメラを取り巻く状況は悪くなることがあっても良くなることはない
というくらい悲しいお知らせばかりが続いていて気が滅入りますが、
それでもまだフィルムカメラが使える今のうちに大切なものを撮影しておきましょうね。

デジカメを使うなとは言わない。デジタルでしか撮れないものもあるし、やっぱり便利だし。

あと、ChatGPT先生には他にもまだ聞いてみたいことがたくさんあります。
噂によると創作分野もいけるらしい。なんか小説でも書いてもらおうかな。

それでは、かしまさでした。