【キャプ画32枚】iPhoneでの加工のやり方! どこをどういじったらいいのか解説します。
【約 8 分で読める記事です】
今まで一眼レフやミラーレスなどのカメラを想定して「カメラ講座」の記事を書いてきたのですが、
カメラといえばスマホのことを無視してはいけません。
むしろカメラを持っていない人の方が多いんではないかってんで、
「スマホで巧く撮る方法」の解説の方が役に立つような気さえします。
ま、それはさておき、今回用意するのはスマホ(iPhone)のみ!
iPhoneで綺麗な写真を撮るために必要なことの解説です。
かしまさが現在iPhoneしか持っていないのでiPhoneのみの解説になります……。
何をどう「調整」したらきれいになるの??
iPhoneで写真を撮ったら、ほとんどの人が加工(調整)をすると思います。
プロだって加工(ポストプロセッシング)をするくらいですから、
撮ったら加工の流れはごく当たり前のことです。
加工すればどんな写真でもなんとかなる! という訳でもありませんが
(失敗写真はどうやっても失敗には違いない)
うまく撮れたら、より綺麗な写真にしたいものですよね。
しかし! 加工しようにも調整する部分がたくさんあるので
どれをどう動かしたらいいのか分からない! と思っていませんか?
「自動調整」にしたら思ったのと違う感じになっちゃったことありませんか?
というわけで、今回はiPhoneの標準アプリで画像調整をするとき、
「どのツマミを動かすとどんな風に画像が変わるのか」を
キャプチャ画像てんこ盛りでじっくり説明してみようと思います!
自動調整
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7419-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7420-151x300.jpg)
調整画面のいちばん最初にあるので、誰もが使ったことがあるであろう「自動」。
その名の通り、ポチッとするだけで良い感じに自動調整してくれるので便利です。
スライダーを動かせば調整の効き具合もいじれますし。
ただ、必ずしも思った通りになるとは限らない。
露出
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7421-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7422-151x300.jpg)
写真全体の露光量(明るさ)を調整します。
スライダーをマイナス側に動かすと暗い写真に、
プラス側に動かすと明るい写真になります。
写真って明るい方がきれいに見えるんですけど、
あまり明る過ぎると色がなくなって真っ白になってしまう(白飛び)
ので、良い感じに程々にしましょう。
ブリリアンス
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7423-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7424-151x300.jpg)
ものがはっきりと写るようにする調整です。
暗く写ってしまったものは明るめに、
逆に明るすぎるものは暗めに調整してくれます。
上の写真では森が明るく、空は暗くなっていますね。
あまり強めにかけると不自然さが出てしまうので気をつけよう。
上の写真だと雲の近くだけ空の色が違ってしまいました。
ハイライト
画面内の明るい部分(ハイライト)だけの明るさを調整します。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7425-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7426-151x300.jpg)
暗い部分は影響を与えずに、明るい部分だけの明るさを調整できるので、
この写真のように「空だけ明るく(暗く)したい」というような時に使います。
シャドウ
ハイライトとは逆に、写真の暗い部分(シャドウ)だけの明るさを調整します。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7427-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7428-151x300.jpg)
影になって暗く写ってしまった部分を明るくするときに便利です。
コントラスト
明るい部分と暗い部分のメリハリを調整します。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7429-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7430-151x300.jpg)
コントラストを下げると明暗差が少なくなるので
穏やかな雰囲気の写真になります。
あまりやり過ぎると締まりのないボヤッとした感じになりますが。w
業界用語で「眠い」写真と言います。
逆にコントラストを上げると、パキッとした
カッコイイ感じの写真になります。
業界用語で「起きてる」写真とは……言いません。w
明るさ
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7431-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7432-151x300.jpg)
写真の色の濃さを調整します。
先程出てきた「露出」とよく似ているのですが、
「露出」は全体的に光の量を減らして明暗を調整するのに対して、
「明るさ」は色の濃さで明暗を調整しているように見えます。
そのせいなのか、この写真では雲の色がより自然な気がしますね。
ブラックポイント
画面内の「黒」の基準を調整します。
晴れた日の外で撮影した写真など「全体的にベタッと黒」だったり、
逆に明るすぎて「締まりのない感じ」だったりの時に
これを調整するとちょっと見やすい写真になります。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7433-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7434-151x300.jpg)
彩度
色の鮮やかさを調整します。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7435-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7436-151x300.jpg)
マイナスに振り切る(-100)と完全にモノクロになります。
鮮やかな写真は見栄えがしますが、
これもやり過ぎると目に痛く、見づらい写真になってしまいます。
自然な彩度
同じく色の鮮やかさを調整しているのですが、
写真の中の「鮮やかな部分とそうでない部分」の差を縮めることで
全体の鮮やかさを上げる、という効き方をします。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7437-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7438-151x300.jpg)
マイナス側に振り切っても完全にモノクロにはならず、
またプラスに振り切った時の色も「彩度」と比べるとおとなしめです。
両方を組み合わせることで、狙った所の色が思い通りになるように
微調整をすることができます。
暖かみ
画像に暖かい雰囲気を足す調整です。
一眼カメラなどで「ホワイトバランス」として搭載されている機能と
似ていると思います。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7439-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7440-151x300.jpg)
マイナス側に振ると画面が青っぽく、プラス側では赤っぽくなります。
ちょっとレトロ感を出したり、写真の中の色を際立たせるのに使えます。
色合い
「暖かみ」と同様、写真の中に色を足す調整です。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7441-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7442-151x300.jpg)
マイナス側に振ると緑系、プラス側に振ると赤系の色になります。
「暖かみ」と「色合い」を調合すると好きな色を作り出すことができます。
シャープネス
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7443-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7444-151x300.jpg)
初期状態では0。
スライダーを上げると、輪郭線が太くなって、
細かい部分のピントがパキッと合って見えるようになります。
※ピントが「合う」わけではない
これもあまりやり過ぎると目に痛い写真になります。程々に。
精細度
のっぺりした部分で、エッジを効かせることで
画をはっきりさせる調整です。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7445-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7446-151x300.jpg)
ノイズ除去
暗いところで撮影した写真など、ざらざらの写真に使うと、
ざらざらを均してノイズをきれいにしてくれます。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7447-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7448-151x300.jpg)
「シャープネス」と逆の効果ですね。
ビネット
トイカメラで撮影したような、
画面の四隅が暗くなる効果を調整します。
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7449-151x300.jpg)
![](https://osumono.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7450-151x300.jpg)
マイナス側に振ると逆に四隅が白くなります。
どちらもレトロ感を強調したいときに便利そうですね。
まとめ
写真を加工するアプリは様々ありますが、
iPhoneの標準機能だけでも結構いろんな調整ができることが
分かって頂けたかと思います。
加工する以前に「撮りたいものをちゃんと収める」
ことが大事ではありますが、
撮った写真を見て、今ひとつ何か足りないなあ
というときは、調整のスライダーを色々動かしてみましょう!
それでは、かしまさでした。
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