「カメラだけ」じゃない……あると役立つカメラアクセサリー。

2020年6月13日

【約 17 分で読める記事です】

カメラを長く使っていくために、あるいは写真撮影をより楽しむために、
カメラ本体やレンズの他にも持っていると便利なものがあります。

今回はそんなカメラの周辺機器について紹介していきます。

三脚

「何かカメラの役に立つものを買おうかな?」と思ったならまずは三脚を用意してみましょう。
三脚はカメラを据え置きできる脚つきの台座のことです。
カメラを取り付ければ、手に持たなくても撮影することができるようになります。
自分でシャッターボタンを押しつつ、写真の中にも写りたいときは
三脚を使えば大体の場所で撮影ができるようになりますね。

人混みなどでは危険なので周りに気を遣いましょう。三脚使用禁止が明示されていることもあります。
写真撮影の鉄則はまず人に迷惑を掛けないことです。

あるいは手ブレを防ぐためにも使えます。
カメラをしっかりと地面に固定できるので、
普段は使えない長いシャッタースピードで撮影することができるんです。
夜空に星が線のように写っている写真や、花火の写真など、
特に夜間撮影では、三脚がないと撮れないものが数多くあります。

シャッターを長時間開けっぱなしにして、こんな風に夜なのに明るい写真を撮影することもできます。
花火をきれいに撮影するためにも、三脚は不可欠です。

カメラを載せる台座(雲台といいます)の形によって、自由雲台3WAY雲台などがあります。
また耐荷重が決まっているので、使っているカメラの重量に合わせて適切なものを選びましょう。

三脚の限界を超えるカメラを使っていると、脚が折れたり、倒れたりして悲しいことになります……

一脚というのもある

立てるスペースがない、禁止されているなどの理由で三脚が使えない場合は一脚もあります。
その名の通り、脚が1本だけの棒です。

脚が1本ですから手を離せば倒れてしまうのですが、
普通に手持ち撮影するよりはいくらかカメラを安定させることができます。
また自撮り棒のように高く掲げて撮影するのにも使えます。

クリップオンストロボ

ストロボはつまり「フラッシュ」のことです。
使っているカメラには既に内蔵フラッシュがついているかも知れませんが、
それでも外付けのストロボ(クリップオンストロボ)を用意するのは無駄にはならないんです。

ストロボ(クリップオンストロボ)

まず、カメラ内蔵のフラッシュよりも光量が大きいので、遠くまで明るく照らせます。
光る部分の大きさが全然違うのが見て分かりますよね。

そして、光る部分の向きを自由に変えられるものが多いです。
フラッシュの光は直接当てるよりも、何かに反射させる方が綺麗に写真が撮れるので
天井や壁に当てられるようになっているんです。

さらに、カメラに付けなくても光らせられます
するとカメラの位置からだけでなく横から光を当てたり、後ろから当てたり、
カメラ内蔵のフラッシュと組み合わせることで幅広い撮影に活用出来るんです。

メーカー純正のクリップオンストロボは高価(その分設定が細かく出来る)ですが、
安いものでは3,000円くらいから買えますので、ひとまず買っていろいろ実験するのも楽しいですよ。

そういうかしまさも↑のストロボを最近買ったので、
Stay at Home期間中にいろいろ実験して遊びました。w

フィルター

単に写真用語としてフィルターというと、
スマホで画像を加工するヤツのことを指している方が多いような気がしますが、
ここでいうフィルターとは、レンズの先に取り付けて使用するフィルターです。
いくつか持っていると便利なフィルター、遊べるフィルターがあります。

PLフィルター

日本語で言うと偏光フィルター。
特定の方向からの光だけを遮ることで、光の反射を抑えたり、コントラストを上げたりするフィルター。

と言っても分かりにくいと思いますので、メーカーページにあるビフォーアフターを確認してみてください。

ね、すごいでしょ

現在はC-PLフィルターというのが主流なようです。

NDフィルター

ざっくり言うとレンズのサングラスみたいなフィルター。
色味はそのまま、レンズに入る光の量を減らすフィルターです。
これを使うことで露出の設定をそのままで画面を暗くしたり、
あるいは昼間なのにスローシャッターを使うというようなことが可能になります。
光量を半分にするND2から500分の1までガッツリ減らすND500などいろいろ。
枠を回転させることで濃度が変えられる可変NDフィルターなんてのもあります。

ソフトフィルター

ピントは合っているのにふわっとした感じに写せるフィルター。
レンズに息を吹きかけてちょっと曇らせたりしても同じことができますが、
フィルターを使うと楽です。

某子供スタジオで働いていた知り合いがこの「ブラックミスト」を絶賛していました
個人的にもなんか「曇ってる」感じじゃなくて、でもふわっとしてるので好きです。

フィルターはあくまで「味付け」

他にも色彩強調フィルター、キラキラを出せるフィルターなど多種多様なものが発売されています。
ついいろんなものを使ってみたくなりますが、あくまでフィルターを使うのは「味付け」のため。
使いすぎないようにした方がきれいな写真は撮りやすいですよ。

ちなみに、これらのフィルターはレンズの先に取り付けて使用するので、
レンズの「口径」に合わせて選ぶ必要がありますが、持っているレンズの口径がバラバラの時は、
「ステップアップリング」「ステップダウンリング」を使うと変換することができます。

ブロア

撮影が終わったら、しまう前にカメラを綺麗にしないといけませんね。
手で操作する部分は普通に拭いたりして汚れを落とせば良いのですが、
レンズの表面など、触らない方が良い部分はブロアを使ってホコリを飛ばします。

ブロアってこういうやつね。プシュープシューって。
それでも取れない汚れはめがね拭きみたいな柔らかい布で優しく拭き取りましょう。

カメラバッグ

カメラって普通のバッグに入れると結構安定しないんですよね。
他の荷物とぶつかたり擦れたりして予期せぬ不具合も起こりやすくなるし。
そんなわけでカメラを入れるバッグがあると便利です。

カメラ機材を入れるために設計されているバッグなので、本体やレンズ、
バッテリーやカードなどが効率よく入れられるようになっています。

しまうときもバッグのまましまっておけるし、最初のうちは防湿庫を用意するよりもオススメです。

普段のバッグの中に「カメラスペース」を作れるこういうやつもありますよ。

必要になった時に必要なものを

こんな感じですかね。

いろんなものを紹介しましたが、どれも
「これを用意しとかないと撮影が全くできない!」という程のものではありません。あると便利だけど。
撮りたいイメージに近づける為に必要だなーと思った時に、必要なものを用意していけば良いと思います。
まとめて買うと高いしな。

以上、かしまさでした。