stay at homeでも写真撮影を楽しむ方法……「今だから撮れるもの」を探そう!

2020年4月24日

【約 4 分で読める記事です】

「思ってたんと違う!」

今年の元日の自分が世界の現状を見たら多分こう言う。
某お笑い芸人ばりに。

ほんと、エラいことになってます。コロナ禍。
(コロナうずでもコロナなべでもなくてころな「か」ね)
皆さんも充分にお気を付けて。stay at home.

そんなご時世なので、毎年行ってる場所に今年は写真を撮りに行けないとか、
ずっと家にいるからカメラ全然触れないとか、そんな人が多いと思うんです。

しかしながら、家から出なくてもカメラの出番はあるはず!
今回はstay at homeしながら同時にカメラを活用する方法について考えます。

使ったことのない機能を試してみよう

普段カメラを持ち歩いている写真好きの人でも、
搭載されている機能を余すところなく全部活用しているという人は、
多分そこまで多くないと思うんです。

「なんだかこういうことできるらしいんだけど、よく分からなくてさー」
みたいな機能がありつつ、決定的瞬間を逃したくなくて、
結局いつでも同じ設定を使って撮影しています、みたいな感じ。

かしまさの場合はEOS 6D Mark IIを持っているのですが、
スマホとBluetoothで連携してリモート撮影とか、便利そうだなと思いつつ
セットアップをするのが面倒で、結局今まで使っていません……。
あと、HDR撮影にいろんなモードがあるのは知ってるんですが、
結局そこに設定して撮ったことないんですよねぇ。

だから、今です
今こそその機能を家で実験してみましょう。
「へー、こんな風に撮れるのか」という検証をじっくり重ねましょう。
セットアップを完了させましょう。
今やっておくことで、いつかまた撮影しに行くときに
撮り方の幅が増える訳ですから、決して無駄にはなりません。

スマホでも「使ったことのない機能」あるでしょ?
ポートレートモードとか、タイムラプスとか、パノラマとか。
そういうもので家の中のものを撮ってみると、何かしら発見があるはずです。

実験を通して知識を深めよう

もしくはもっと基礎に忠実に、
今まであやふやなままにしていた写真に関する知識をここで盤石にしちゃいましょう。

例えば、

  • 露出(絞り・シャッタースピード・感度)の関係性
  • 焦点距離と画角の関係性
  • ホワイトバランスの設定と写真の色味

こんな感じ……。

文字だけで見ると頭の痛くなりそうな難しそうな話なのですが、
実際にカメラをいじって、自分で設定と撮影をやってみると
「なぁるほど……」というのが掴みやすいと思います。
同じ写真をF値だけ変えて撮影して、
背景のボケ方が違うねぇ、とか実際に自分でやるのが早い。

露出に関する説明は既に記事にしました!

他にカメラ講座的な記事を充実させて、
学習意欲の高い皆さんのためになるようにしていきたいところです……(汗
順次書いていく予定。どうせ家にいるわけですし。

使ったことない機能を使うのもそうですが、一度やってみて
操作の「引き出し」を増やしておかないと、実際に撮影しているときに
こうしたらいいのかな、というのが出てこないんですよね。

ということで、メニューを全部ひとつずつ試していく位の勢いで、実験
オススメですよ!

窓の外を定点観察

しかし実験ばかりでは作品が撮れないじゃないかと、確かにそうです
そこで、「今見える風景」を作品にしてしまうというのが次の案。

例えば、家の窓から見える風景。
毎日同じ時刻に、同じ窓から見た風景を撮影していくと、
立派に定点観察の作品になります。

毎日続けられる自信がない人は「おやっ」と思った時だけでも。
ずっと同じに見えるものが、時系列で並べてみると
少しずつ変化していることが分かって、結構面白いと思うんですよね。

雲を撮影

これは今だからでなくても、既にやっている人はやっているのかも知れませんが……。

「雲」の写真って面白いですよー。
ひとつとして全く同じ形のものは撮れませんからね。
雲と定点観察を組み合わせるのも良いと思う。なんか楽しそう。

あるいはそこに実験要素も組み合わせて、
タイムラプス撮影した雲の写真を使って動画にする、だとか。
雲だけあってモクモクとアイディアが膨らんでいきますね。w

一緒にいる人を撮ろう

俺は人の営みを撮りたいんだ……というなら、もうこれしかない。
一緒に過ごしている親を、子供を、嫁を、旦那を、兄弟を、姉妹を、彼氏を、彼女を、
家で一緒にいる人を撮影しましょう。

外出自粛とは言われても、楽しいことをしちゃいけないとは言われてないんですから。
家で日々過ごしていく中でのちょっとした楽しみを、いちいち記録していきましょう。
記録してし過ぎることはありません。撮り過ぎてたら後で消せば良いだけだしね。

そうでなくても、「今」は遡って撮れないんだから、積極的に撮っていきましょう。

まとめ

今回のコロナ禍は間違いなく世界史の教科書に載るレベルです。
「世界中に感染が広まったことで経済が困窮し、人々は過酷な状況での生活を強いられた」
みたいなことを多分書かれて、未来の学生から同情され続けると思います。

でも、ですよ。
事実として過酷な状況での生活だっとしても、
そこに楽しいことが全くなかった訳じゃないぞ! と、
リアルタイムの記録を残すことってとっっっても重要だと思うんです。
じゃないと、戦時中の人がみんな辛い思いをしていたと思われてるみたいに
一方的に「暗い時代」って括られて終わりになっちゃう。
世相がどうであれ楽しく生きているという爪痕を残していくべきだと思います。

それでは、かしまさでした。